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6.車内のどの位置で録音する?

最終更新: 2019年10月23日

車端部

車端部だと、ジョイント音がきれいに入るし、モーター音もきれいに収録できます。乗客も少ないので会話にさらされるリスクも低いのではないでしょうか。冷房機器から遠ざかるため、弱めの冷房音なら低減できます。

そのかわり、連結器や貫通路、貫通ホロの雑音が混ざる可能性が高いです。また、運転台前だと、強烈な風切音が入ることがあります。車掌台前だと、発車の度に乗務員室の扉を閉める音が大きく入るのが欠点です。あとは、マイクの左右から似たような音が入るため、車内全体の広がりを表現するには不向きです。

点検蓋の真上

最近の車両だと、点検蓋が廃止されていることがほとんどですが、点検蓋から漏れ出てくる走行音はクリアですので、点検蓋のある車両は、そこにマイクを向けて録るといいと思います。定番の録音方法です。

そのかわり、通路や扉の前を専有することになるので、乗客の流動の妨げになります。非常に空いている列車でないとこの位置での録音は難しいです。また、外部マイクを使用すると、音の重心(定位)を真ん中に持ってくるのに苦労します。

中央部

車端部と長短が逆になる感じですか。車両自体に起因する雑音は少なくなりますし、空間性が生まれます。特に前後それぞれの台車のジョイント音が左右からバランスよく入ってくるため、聴いてて心地よくなります。制御装置の音もきれいに入ります。制御装置の音を録りたいときは、この位置で録ったほうがいいと思います。ただし、ジョイント音は小さめになります。

下の走行音は、201系の走行音です。京葉線の201系のチョッパ音は、比較的小さかったので、中央部付近で録音しました。マイクの角度を広めにとって、ジョイント音も拾うように工夫しました。

中央部と車端部の中間

車両中央と車端部の折衷説ですが、個人的には大好きな部分です。近いほうの台車のジョイント音はサウンドの真ん中あたりに、遠いほうの台車の音は左右どちらかに入ります。

最大の欠点は、モーター音が左右のどちらかに偏る傾向があることです。この場合、収録後の編集で、定位で音の重心を移動させたり、サラウンド効果を付与させることが必要となります。ですが、編集でも限界がありますので、マイクの向ける角度に注意して録ることをおすすめします。

気動車はエンジン真上かトルクコンバータの真上が最適!

気動車の場合、エンジン音を重視したい場合は、エンジンの真上に陣取ってください。ただし、床にマイクを近づけすぎた場合、ほとんどエンジン音しか聞こえなくなり、空間性がなくなるので、マイクを床に向けすぎないよう注意してください。

トルクコンバータの音も録りたい場合は、トルクコンバータの真上が最適です。初心者は、こちらがいちばん録りやすい場所だと思います。

 

なお、エンジンは車両の山側または海側に偏って設置されていることが多いので、窓開け録音をする場合は、エンジンが設置してある側の座席で録音することをおすすめします。

2ヶ所同時録音もおすすめ。

特に気動車の場合、録音位置によって聞こえ方が全然違いますので、レコーダーを複数用意し、同時に違う位置で録音するものいいと思います。例えば、バイノーラル窓開け録音+普通の録音、床に三脚を立てて録音+手持ちマイクで高めの位置で録音などです。片方が失敗しても、もう片方が成功ということもあり、成功率アップにも寄与します。当方は、気動車の場合はもちろん、電車の場合も同時録音をしています。