14.ボリュームとクロスフェードで継続的な大音量を圧縮して音圧を稼ぐ

最終更新: 2018年10月25日


SoundEngineのボリュームとクロスフェードを使って、継続的に続く大音量を圧縮して、音量差を縮めて全体的な音圧を稼ぐ方法を学びましょう。



音量を稼ぐ方法は4通りある。


前回に続いて、京王線の高尾山口-高尾駅間の波形を使って説明していきます。繰り返しになりますが、この部分にリミッターをかけると、音が歪んでしまってうまくいきません。今回もこの音量を圧縮していきます。


またしても繰り返しになりますが、継続的に続く大音量を圧縮するには、

  1. イコライザーを使う方法(手軽だが効果が低い)

  2. ボリュームとクロス選択を使う方法(手間がかかるが効果が高い)

  3. GauDioを使う方法(聴感が変わるが効果が高い)

  4. iZotope RXを使う方法(効果が高い上に音割れも修復できるがソフトが高い)

があります。今回は、2番を試してみましょう。


手順を動画にしました。見ながら流れをつかんでください。それではやっていきましょう。



【手順1】大音量部分を範囲選択し、ボリュームを立ち上げる。


まず、大音量の部分を範囲選択して、ツールバーの音質→ボリューム(音量調整)を選択します。



【手順2】音量をやや下げる。


値の設定ですが、当方は-3dbくらいに設定することが多いです。


これも繰り返しになりますが、6db下げると、音量は半分に下がります。理由は以下のとおりです。


もとの音圧a、変更後の音圧bについての音量差は、 20×log(a/b) で定義されています(logは常用対数)。ある音圧を2p、その半分の音圧をpとすると、

20×log(p/2p) = 20×log(1/2) = 20×log2^(-1) = -20×log2 ≒ -6dB



【手順3】始端と終端をクロスフェードする。


境目部分の音量が急に変わっては違和感があるので、両端をクロスフェードします。クロスフェードのしかたはこちらで学んでください。



【手順5】ノーマライズを実行する。


ツールバーの音量→ノーマライズ(正規化)を選択し、実行してください。以上で完了です。

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